関西地方を襲った台風、北海道の大地震、と大きな災害が続きました。台風では、関西国際空港(関空)が高潮で浸水し、連絡橋に船が衝突して橋が損傷する被害が出ました。
関空は海上空港ですから、もちろん津波や高潮を想定して防潮堤が造られていたそうですが、その想定を超えた高潮に襲われ浸水してしまったとのことでした。最近は、50年に1度、100年に1度といった自然災害が日常茶飯事のように起こり、その度に「想定外」という言葉を耳にします。
2011年の東日本大震災の折には、想定を大きく超える津波に襲われ、多くの方々が犠牲になり、原子力発電所の事故には今も苦しめられています。この震災以降、想定外の災害を想定して、防潮堤を高くするなどの努力が続けられてきましたが、どのように想定しても、その想定を上回る災害が起こる可能性はあるようです。 “「費用対効果」の考え方” の続きを読む