立場が変われば見方も変わる

大学時代、私は法学部の学生でした。法律に興味があるとか、弁護士や裁判官になりたいと思っていたわけではありません。あることが切っ掛けとなって国際政治や国際関係に興味を持ち、そういった勉強ができるところを探していたところ、たまたま私が入った大学は法学部に関連の学科があったというのが法学部を選んだ理由です。
余談ですが、当時は国際政治学部を持っている大学は少なく、私が入った大学のように法学部であったり、社会学部、文学部といった学部であったり、大学によって国際関係が学べる学部はさまざまでした。
したがって民法や刑法などは総論程度しか授業を取っていませんから、法学部の学生とは言っても、特に法律に詳しいわけではありません。それ以前に、それほど熱心な学生ではありませんでしたから、大学時代に学んだことを、今、どれくらい覚えているかと聞かれれば、ほとんど何も残っていないというお恥ずかしい次第です。
しかし、大学時代に学んだことで、1つだけですが、その後の生活や仕事で留意し、役立ててきたことがあります。それが表題の「立場が変われば見方も変わる」ということです。 “立場が変われば見方も変わる” の続きを読む