言論の自由とメディアの責任

『新潮45』が休刊しました。同誌に掲載された記事が、人々から批判されたことが原因のようです。記事の内容についてのコメントは差し控えたいと思いますが、この一件で考えさせられたことがあります。
インターネットが発達し、最近では誰でも自由に自らの意見を発信することができるようになりました。「インスタ映え」などと言って、おいしそうな食べ物や美しい景色などを掲載することは、発信する方も、受け手の側も楽しい気分になります。しかし、同時に、根も葉もないいい加減な情報や、個人や多くの人々を傷つけるような情報も氾濫するようになりました。
日本では言論の自由が保障されています。自分の意見を自由に述べる権利が保障されています。だから何を言っても許されるのでしょうか。私たちは、自分が発信した情報によって傷つく人がいるのではないかということに心を配るべきではないでしょうか。私たちには言論の自由という権利とともに、他人、特に世間的に弱い立場の人々を守るという義務もあると思います。 “言論の自由とメディアの責任” の続きを読む