水との闘い

私は、日本海側の島根県松江市の出身。子どもの頃、冬と言えば、ほとんど毎日どんよりした灰色の空で、根雪になるほどではないものの、雪が降ることもよくありました。年末の大掃除は本当に寒くて大変だったという思い出があります。
 大学に入って上京しましたが、その時、何が嬉しかったかと言えば、冬にいつも青空を見ることができるということです。
 昔に比べて雪の量は減っていると言われていますが、それでも大雪に見舞われてクルマが動けなくなったというニュースを時折見ます。何より、あのどんよりとした空の色はかわってはいないでしょう。 “水との闘い” の続きを読む