最近、時折話題になるIoT。IoTは、”Internet of Things”の略で、モノのインターネットと訳されています。例えば、外出先からスマートフォン(スマホ)を通して自宅のカメラを操作し、その様子を確認したり、電気製品の操作をしたり、とても便利な機能です。
わが家のエアコンや洗濯機はスマホと連携して、外から操作ができるようになっています。もっとも、洗濯機に関しては、洗濯物を洗濯機の中に入れる作業をしてくれるわけではなく、タイマーがついていますから、今のところIoTの機能は必要ないと思っていますが、エアコンを切り忘れて出掛けてしまった時などは、外出先から操作できるというのは、ありがたいと思います。
しかし、私は今のところ、それらの機能を一切使っていません。インターネットにつなぐことで起こり得るリスクを懸念しているからです。洗濯機やエアコン程度ならそれほど問題はないかもしれませんが、家の中を確認できるカメラなどが乗っ取られれば、いつでも他人に覗かれていることになります。飼っている犬や猫がどうしているのか確認するつもりのカメラで、自分が監視されることにもなりかねません。 “ちょっと心配、IoT” の続きを読む
セカンドオピニオン
レオパレス21の賃貸物件に施工不良があったと報道されました。以前にも同じような施工不良のニュースを記憶していますが、ここに入居している人たちは予定にない急な引っ越しを余儀なくされ、さぞや大変なことと思います。私も、何度か引っ越しを経験していますが、荷物の少ない若いときでも、引っ越しは体力と気力のいる仕事です。とりあえずはレオパレスが引っ越し代金などの保障をするようですが、引っ越し先がその人にとって本当に住み心地のいい物件かというと、あまり期待できず、近い将来、また引っ越しをしなくてはいけない人も多く出てくると思います。その費用は、誰も支払ってくれません。
しかし、それでもこれらの施工不良物件のオーナーの方たちよりはずっとマシかもしれません。不良個所を修理したとしても住んでくれる人が見つかるかどうかの保障はありません。空室率が上がれば、レオパレス21の経営が立ち行かなくなり、これまで保証されていた収入がどうなるかわかりません。 “セカンドオピニオン” の続きを読む
オーバーツーリズム
近頃は少し時間ができたので、旅行に出かける機会ができました。ロータリーの友事務所に勤めていたとき、取材や講演などで日本全国、さまざまな所に伺いましたが、そのほとんどが空港や駅と会場だけ、時折、地元の方にその土地の名所に連れて行っていただくこともありましたが、仕事の合間なのでゆっくりと時間を取って見学することはできませんでした。「ゆっくりと来たいな」などと思いながら、実現できないでいたのですが、それらの地をゆっくりと訪れる機会ができてきました。
夜は温泉に入り、美味しいものをいただき、宿でゆっくりと時間を過ごします。昼は気に入った写真が撮れるまでひととこに滞在したり、町並みを楽しみながら歩いたりしています。私は混雑を避けて平日に出掛けることが多いので、比較的静かにのんびりとした時間を過ごすことができていますが、最近、人気の観光地には人が集まりすぎて問題になっているところも多いと聞きました。 “オーバーツーリズム” の続きを読む
ふるさと納税に思う
自分が生まれ育ったふるさとから都会に移り住んで仕事をし、そのまちに税金を納める。私もそうですが、このようなケースは多いと思います。貴重な税金を使って育てていただいたのに、そのふるさとには何もお返しができていないのです。
私たちのふるさとの多くは過疎に悩み、税収の落ち込みに悩み、住民のニーズに十分に応えることができなくなっています。一方、都会には多くの働く人たちが集まり、多額の税収を当てにできます。 “ふるさと納税に思う” の続きを読む