信号機はどこ?

グアムに行きました。グアムの中心部、タモンにあるTギャラリアの角には信号があり、そこはスクランブル交差点となっていて、ショッピングを楽しむ観光客たちが多く行き来しています。
Tギャラリアは、建物が、一般的にホテルロードと呼ばれているサンビトレスロード沿いに細長く続いていて、入り口は先ほどの交差点から少し離れたところにあります。その入り口から道路を渡った反対側には大きなホテルやショッピングセンター、バス停などがありますが、信号機のある交差点まで戻って渡るのは少し面倒です。だからと言って、ここに信号機を設置するのは、交差点から近すぎて、これも問題があるように思います。しかし、何もしなければ観光客が渡って事故になりかねません。 “信号機はどこ?” の続きを読む

ちょっとした気遣い

今日、宅配便を受け取りました。テレビショッピングで購入した品物です。箱を開けようとして箱の上を見ると、そこに「『配達ドライバー様へ』お疲れさまです。〇〇〇〇の商品を大切にお届け頂き誠にありがとうございます。このあとも安全にお気を付けください」と書いてありました。
私もよくテレビショッピングやネットショッピングを利用していますが、多くの人たちがこれらを利用するようになったために、運送業者はいずれも深刻なドライバー不足に直面しています。 “ちょっとした気遣い” の続きを読む

電気自動車

排気ガス規制の問題などに関係して、電気自動車が注目されています。まだ価格が高いのが問題ですし、1回の充電で走ることのできる距離ももう少し長くなってくれればと思います。それより何より、マンションの住人にとっては、充電設備が電気自動車の購入に踏み切れない一番大きな問題です。
もう30年くらい前のことになりますが、私は50ccの中古のバイクをもらって乗っていました。皆さまご存じだと思いますが、東京は山手線の駅から放射線状に外に向かって電車の路線が延びていて、路線が違うとすぐ近くにもかかわらず、都心部まで行き山手線に乗り換えて、そこから別の路線に乗り換えるというように、随分遠回りをしなければいけません。その点、バイクは便利で、電車だと1時間もかかる所に15分か20分程度で行くことができます。
とても重宝していたのですが、1つだけ大きな問題がありました。それは、2週間に1回程度しか乗らなかったので、しょっちゅうバッテリーが上がってエンジンがかからなくなるということです。見かねた知り合いが充電器を作ってくれました。バイクからバッテリーを外し部屋で充電できるようにしてくれたのです。おかけで、危なそうなときは事前に充電することができるようになったので、バッテリー問題が解決し、本当に重宝な乗り物になりました。
さて、本題に戻りますが、電気自動車もバッテリーを取り外して充電ができるようにならないでしょうか。また、私は写真撮影に出かけるとき、フル充電した予備のバッテリーを持って出かけるのですが、自動車もフル充電した予備のバッテリーを積んでおくと便利だと思います。
いずれにしても、日本では、外出先で充電できる設備がまだまだ少ないのが実情です。少し前になりますが、テレビで、ヨーロッパで道端に電気自動車用の充電設備がたくさんある光景を見ました。300円払えば1時間路上駐車ができるというシステムを東京都内でもよく見かけます。それと同じような感じで駐車中に充電ができるのです。
世界は電気自動車へと流れが変わりつつあります。日本の自動車会社は素晴らしい技術がありますから、その流れの先端に立つことは難しいことではないかもしれません。しかし、充電設備のようなインフラは自動車産業だけでどうにかなるものではありません。国や地方自治体の戦略的な設備投資や関連する法律の改定が、電気自動車普及の重要なカギになると思います。その戦略に弱いのが、日本の欠点のようにも思います。

nf528主宰 二神 典子

リロケーションダメージ

リロケーションダメージとは、 場所や暮らしなどの生活環境変化がストレスとなり、不安や混乱が生じ、不眠、不穏、興奮、うつ症状、認知症の症状などが起きることを言うそうです。
私事で恐縮ですが、亡くなった母が生前、心筋梗塞で入院したときのことです。カテーテルの処置をしてもらい数日で退院して自宅に帰ってきました。本当は、もう少し入院をしていなければならなかったようです。当時、私は、休日もなく、早朝から深夜まで仕事のために家を空けていたので、病気の母を一人家に置いておくよりは、環境の整った病院にいてくれた方が安心だったのですが、主治医の先生と相談して、早めに退院させていただきました。
入院して母が軽い認知症のようになったからです。病気への不安と慣れない環境のせいで、そのようになってしまったようです。自宅に帰ってきたとき、まだ体力は十分に回復していませんでしたが、認知症のような症状は全くでなくなりました。今考えると、これがリロケーションダメージというものだったでしょう。
東日本大震災から8年がたち、復興住宅に入居した方たちの中に、不眠症や認知症などで悩んでいる方々が大勢いらっしゃることを知りました。阪神・淡路大震災のときも、復興住宅での孤独死が問題になりましたので、今回もそのようなことにならなければいいのだが、と心配をしていたのですが、残念ながら、以前の教訓が十分に生かされていなかったようです。 “リロケーションダメージ” の続きを読む