電車で日経新聞

大学時代に国際法や国際関係論を専攻していた私には、経営学という分野は全くの門外漢。その私が大学院で経営学を勉強しようと思ったのは、仕事でロータリアン(ロータリークラブの会員のことです)と話をすることが多くなってきたためです。ロータリアンの多くは経営者です。雑談にはビジネスの話がよく出てきますが、一般の企業に勤めたことのない私にとってはわからないことばかりでした。ロータリーの雑誌の編集という仕事を続ければ、ロータリアンと話をする機会が増えることは疑いのないことです。若いうちなら知らないでも許されるでしょうが、40歳になった私が「わかりません」では格好がつきません。

そこで、当時始まったばかりの社会人大学院で経営学の勉強をしようと思ったのですが、受験に当たって最初にしたのが『日経新聞』と『日経ビジネス』の購読です。ところが、私には少しハードルが高すぎました。基礎知識や経験がないので、理解できないことが多かったのです。わからない用語がいっぱいでした(お恥ずかしい)。幸い、書店で『日経新聞の読み方』という本を見つけて、そこからスタートです。
当時は、通勤電車で新聞を読むという光景をよく目にしました。その多くが『日経新聞』です。私もその仲間入りをして「ちょっとカッコイイ」なんて勝手に思っていました。単純というか、浅はかですよね。今、通勤電車の光景は変わり、新聞を読んでいる人はいなくなりました。みんなスマホです。私はiPadで新聞の電子版を読んでいたのですが、周りは、ゲームに夢中になっている人、ビデオを見ている人がほとんどで、新聞(電子版)やネットのニュースは見ている人はほとんどいないようです。皆さま、それで大丈夫ですか? ますます情報が大事な時代になってきましたよ。

nf528主宰 二神 典子

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