穏やかに新年を迎えることができたと思ったのも束の間、中国の武漢で新型コロナウィルスの感染者が見つかったとのニュースが入り、春節で中国人観光客が増える時期とも重なって、恐怖を覚える人が増えています。
日本でも何人かの感染者が確認され、対岸の火事とは言えなくなりました。一方で、武漢から脱出できなかった日本人の多くが、政府のチャーター便で帰国することができホットしましたが、それらの方々の中にも数人の感染者が見つかったとのことで、病状が深刻にならないことを願うばかりです。
武漢では感染者が爆発的に増え、医療が追いつかない状況で心配ですが、幸い日本では、ある程度感染を抑えることができているようで、一安心です。
中国からの観光客が自国で不足しているマスクを爆買いして、銀座や上野などでは売り切れる店が続出しているとニュースで見ました。店からマスクが消えると聞けば、大変だと買いに走る人も多いようで、少しパニック気味のようです。観光客などいない我が家の周辺でもマスクは品薄になっていますが、ウェブサイトでは通常の10倍くらいの価格で取り引きされているようです。
1月下旬から2月上旬にかけては、毎年インフルエンザが猛威を振るう時期ですが、今年はインフルエンザ患者が例年ほど増えていないそうです。コロナウィルスに感染しないための対策はインフルエンザへの対策と同じと言われていますから、インフルエンザにはあまり気をつけない人も、コロナウィルス対策のためにマスクをしたり、こまめに手を洗ったり、うがいをしたりしているのが、今年インフルエンザ患者が増えない理由かもしれないと、専門家の方が話していました。
インフルエンザと違い、コロナウィルスは感染者を見つけるのが難しい感染症のようで、その見えないものに恐怖を感じますが、インフルエンザがかなり抑えられているということは、コロナウィルスが抑えられている証拠にはならないだろう、などと都合のいい素人考えで勝手に安心しています。
それでも、マスクの効果は限定的、いちばん効果的なのは手洗いと聞いて、帰宅するとまずは丁寧な手洗いを実行しています。
マスクをまとめてたくさん購入していた中国の人々の多くは帰国し、一方で、企業ではマスクや消毒液を増産していますから、近いうちに品薄も解消されるのではないかと思います。くれぐれも焦って買いだめをし過ぎないこと、冷静に対処することが大事なのでしょう。どさくさで儲けようとしている悪徳業者の思惑に乗らないように気をつけましょう。一日も早く終息することを期待しています。
nf528主宰 二神 典子