働き方改革って誰のため?

4月1日、働き方改革関連法の運用が開始されました。この日は、新しい元号「令和」の発表に浮かれていて、それほど大きなニュースにならなかったようですが、私は日本経済や人々の暮らしを左右する大きな出来事ではないかと思っています。
過労死やサービス残業など、働く人々を取り巻く環境には課題がたくさんあります。せっかく有給休暇の制度はあるのに、それを取りづらいような雰囲気が企業の中にあったことも事実です。このような問題は速やかに解決しなければなりません。
一方で、個々の企業にはどうしてもやらなければいけない仕事、作業があります。従業員一人当たりの勤務時間が減れば、それらの仕事を片付けるために、別の人を雇わなければいけません。例えば、これまで10人の従業員だった場合、11人に増やさなければいけなくなるということです。 “働き方改革って誰のため?” の続きを読む