シェア自転車

海外に行くと町中(まちなか)で見かけるシェア自転車。市内のいろいろな所にスタンドがあり、そこで自転車を借りて、元の場所に戻らなくても、スタンドがあるところなら、どこでも返すことができるという仕組みです。とても便利なシステムで、日本にもあればいいなと思っていたのですが、ようやく日本でも試験的に自転車のシェアが始まりました。

ずいぶん以前のことになりますが、フランスで自転車を借りて走ったことがあります。ほとんどがクルマの通らない森の中の道だったので、大きな問題はなかったのですが、町中で右折した時に道路の左側に入ってしまいヒャッとした経験があります。フランスで自転車は右側通行というのはしっかりと自覚していたつもりですが、右折をするときにアタマがこんがらがって間違ってしまったのです。
さて、日本に話を戻しますが、クルマやヒトに対する環境は整いつつあるものの、自転車となるとマダマダ。歩道を走れば歩行者に危険が及ぶと言われ、車道を走れば自らの身が危ない。自転車レーンが整備されているところでも、路上駐車のクルマに行く手を遮られるということもしばしば。
自転車は便利で快適な乗り物で、また、シェア自転車はありがたいのですが、自転車が安全に走れる環境づくりも併せて行ってほしいと思います。特に、日本の道路事情に慣れない海外からの観光客、車両が右側通行の国々からお訪れる人々が安心して自転車を利用できる標識などの整備も急がれます。

 nf528主宰 二神 典子

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