12年周期で考える

あけましておめでとうございます。
今年は子年。干支の始まりの年です。始まりと聞くと、なんだかわくわくしませんか。
これまでうまくいかなかったことには終止符を打ち新しくやり直そうと思ったり、これまでやってこなかったこと、できないと思っていたことを始めてみようと考えたり……。
毎年、新年を迎えるたびに同じようなことを考えていて、そして暮れになると目標を達成できなかったことや、挫折してしまった自分を反省する、という繰り返しです。でも、12年に一度巡ってくる干支の終わり、亥年最後の日に1年ではなく12年を振り返ってみたら、それなりに自分が成長してきたかなと思えました。毎年、行ったり来たりしながらそれでも少しずつは前に進んでいることに気づきました。
成長という年齢ではないと言われそうですが、いくつになっても何か新しいことを発見したり、新しいことができるようになったり……することはできます。年齢を重ねれば体力は落ちるかもしれませんが、根気強くなります。記憶力は衰えますが、知恵は働くようになります。失ったもの、できなくなったことを嘆くのではなく、得たもの、できるようになったことを楽しめるように生きていきたいものです。
昨秋読んだある本に「夢をいくつも書き出して目につくところに貼っておくと実現できる」と書かれていました。早速ボードを買ってきて、思いつくまま付箋に夢を書き出し、そこに貼りました。コンピューターに向かうと目につくところにそのボードはあります。
簡単に実現できそうもないことがいっぱい書かれていますが、簡単に実現できないから夢なのです。今年1年で達成できるものではありませんが、干支の始まりの年に12年後の自分に思いを馳せるとなんだか実現できていそうでワクワクします。いやいや、夢を実現する前に現実が待っています。毎日を地に足をつけて歩くことが大事なのでしょう。
目先のことをきちんと片付けなければいけませんね。ということで、しばらく休んでいたこのコラムを再開することにしました。また、「広報abc」も形を変えて再スタートします。お楽しみいただければ幸いです。

nf528主宰 二神 典子