LINE ポコポコ

ご存じの方も多いと思いますが、これはコミュニケーションアプリLINEのゲームです。この手のゲームを始めると寝食を忘れて没頭してしまうことは、経験からわかっていましたから、お誘いいただいても無視をしてきました。
しかし、最近またお誘いいただき、緊急事態宣言下で自宅に籠っていて時間があるので、どのようなものか挑戦してみることにしました。
ゲーム自体は単純なもので、同じ動物のブロックを3つ以上並べて消していくというものです。以前、似たようなゲームにはまっていた経験がありますが、それよりは複雑で、いろいろな要素が加えられています。
各ステージをクリアすると次のステージに進むことができますが、ゲームをするにはクローバーと言われるものが必要になります。ゲーム代金のようなものでしょうか。このクローバーは1ステージをクリアすると新しく1つもらえるものですが、クリアできないと没収されてしまいます。
クローバーの数がゼロになるとゲームはできなくなってしまいますが、LINEで友だちになっているほかのプレイヤーおねだりしてもらったり、購入したりするなどして手に入れることができます。このほかにも購入できるアイテムがありますが、企業としてはゲームにはまってアイテムを購入してくれば儲かるという仕組みです。
一方で、30分に1つのクローバーが無料で支給されるという仕組みもあります。クローパーがなくなってしまった場合、お金を使わないでゲームを楽しむためには30分待たなくてはいけません。
このクローバーは5つまでしかためられないそうですが、5つためるのには2時間30分かかります。私は、クローバーがなくなってしまったら5つたまるまで待つことにしました。この方法なら無料で楽しめますし、ゲームに長(た)けた人ならともかく、私のような初心者はすぐにクローバーがなくなってしまいますから、長時間ゲームを続けてしまうという弊害は起こりません。
これなら適当に休憩を入れられますし、その間にやらなければいけないことを片付けることができます。一方でクローバーは5つ以上はたまりませんから、ゲームのことをほったらかしにしておくこともできません。私の場合はゲームに夢中になりますが、原稿を書き始めると今度はそちらに没頭して時間を忘れてしまいますから、仕事や家事の合間の適度な気分転換になりそうです。
物事にはプラス面だけできなくマイナス面もあります。十分でないにしろ、ゲームをやりすぎてしまうという弊害を緩和し、一方で余裕のある人からは儲けをいただくこともできます(夢中になりすぎて大金をつぎ込んでしまうことも考えられなくはないのですが)。
緊急事態宣言下で休業要請がされているにもかかわらず営業を続けているパチンコ店があり、そこに人が殺到していると問題になっています。「このような時に協力しないのはけしからん」と批判したくなりますが、パチンコ店の死活問題と言われれば理解できなくもありません。この際、緊急事態宣言が解かれた後にも役に立つような経営戦略が求められているのだと思います。そうでなければ、要請に応じて自粛している多くの店も含めてパチンコ店そのものが「悪」になってしまいます。
LINEポコポコの話に戻れば、以前からやっている友だちからは大きく出遅れていますから、今更追いつくこともできそうにありません。ボチボチとやっていこうと考えています。

nf528主宰 二神 典子