CMYKとRGB

タイトルをご覧になって「何のこと???」思われた方もいらっしゃるかもしれません。これらは、カラーの基本となる色です。
CMYKは、印刷物の基本色で、C=シアン(Cyan)で青(少し水色かがかった色)、M=マゼンタ(Magenta)で赤(というより濃いピンクといった方が近いかもしれません)、Y=イエロー(Yellow)で黄、K=キープレート(Key plate)で他の印刷の合わせになる版のこと。通常は文字や図の輪郭を表す黒が使われています。
RGBは、コンピューターのディスプレイやデジタルカメラなどに使われていて、R=赤 (Red)、G=緑 (Green)、B=青 (Blue)のこと。余談ですが、CMYの3色を足すと黒になります。一方、RGBの3色を足すと白になります。この違いが少々やっかいです。 “CMYKとRGB” の続きを読む

カメラマンがいっぱい!

前々回のコラム(No 30「初心に帰る」)で、カメラの使い方教室に参加した話をご紹介しました。せっかく勉強したのだから実践したいと考えていたのですが、先週の土曜日、久しぶりに朝から晴れたので、撮影に出かけることにしました。行き先は、数日前にテレビで見た立川の国営昭和記念公園です。翌日の日曜日は、川崎の生田緑地ばら苑にも出かけました。
旅先できれいな花を見つけて撮ることはありましたが、仕事では花の写真を撮ることはありませんでしたから、花の写真撮影は経験不足です。しかし、先日学んだことを試してみるのには、うってつけの被写体です。 “カメラマンがいっぱい!” の続きを読む

ふるさとを遠く離れて…

先日、高校の同窓会に出席しました。東京とその近郊に在住している同窓生たちが同窓会をつくり、年1回、卒業年という枠を超えて集まっているのです。私がこの存在を知ったのは3~4年前のことだったと思います。高校時代の友人に誘われて、というのではなく、たまたまお会いした大先輩に誘っていただいて、出席したのが最初です。ですから、初めて出席した時には、誰一人知り合いがいないだろうと思い心細かったものです。 “ふるさとを遠く離れて…” の続きを読む

初心に帰る

突然、「これからは取材に行ってもらう」と、代わったばかりの編集長に言われたのは、もう30年も前のことです。フィルムカメラの時代、初めて使う一眼レフカメラはマニュアルフォーカス。一枚写真を撮るたびに、フィルムを巻く作業もしなければいけませんでした。
「ファインダーを覗いて。ここをゆっくり回すと、ボーッとしていたものがピタッと合うようになる。そこがピントの合ったところだ」と先輩に言われてやってみたのですが、さっぱりわかりません。私なりに何度もその作業を繰り返してみるものの、わかったような、わからないような…。
取材ですから、動いている人を撮らなければいけません。カメラを借りて、渋谷のスクランブル交差点に出掛け、横断歩道を渡ってくる人を何枚も撮ってみました。ある時は、先輩の草野球の試合に行って写真を撮りました。撮るたびに写真をチェックしてもらい、少しずつコツがつかめてきました。しかし、取材は屋内がほとんど。今度は屋内のあまり明るくない所でフラッシュを使って撮影をする練習をしました。理論がきちんとわからないと気が済まない性格でしたから、カメラや写真関係の本や雑誌を購入して、一眼レフカメラの構造や撮り方なども勉強しました。 “初心に帰る” の続きを読む

武士道は男たちだけのものではない

先日、「鈴木貫太郎記念館」(千葉県野田市関宿町1273)を訪問しました。鈴木貫太郎氏は、第2次世界大戦終戦時の内閣総理大臣。二・二六事件(1936年2月26日)の折には襲撃を受けたものの一命をとりとめました。
前述の記念館には、鈴木氏の遺品が展示されていて、氏の生涯や昭和初期の出来事を知ることができますが、中でも私が一番感動したのは、入口近くで繰り返し放映されていた、たか夫人が二・二六事件の状況を語っていた音声(夫人の写真付き)です。 “武士道は男たちだけのものではない” の続きを読む