だから「何なの?」

前回は取材依頼について書きましたが、今回はその続きです。
取材依頼が受け手のメディア側から見るとわかりづらいのはなぜかと言うと、依頼側と受け手側に認識のズレが生じるからです。ズレといっても誤解というのではありません。知っている範囲の差のことです。発信側は自分たちのことですし、それまでに準備を重ねてきたことですから、そのイベントや製品についてよく知っています。一方でメディアの側はそのことについて基本的な情報すら持っていない場合も少なくないのです。
その場合、発信側は、例えば5段階あるうちの3段階から書いてしまいがちですが、受け手の側はその前段階がわからないので、何をやろうとしているのか理解できないということになるのです。だからと言って1段階、2段階について詳しく書きすぎても「結果的に何を依頼しているのかわからない」ということになります。 “だから「何なの?」” の続きを読む