モノは言いよう

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、首都圏では2度目の緊急事態宣言が出されました。それにもかかわらず、人出は大きくは減っていないようです。なぜなのでしょうか。
一つには、みんながこのウイルスに慣れてしまい怖がらなくなったことが挙げられています。確かに昨年の春頃とは違い、治療方法が見えてきて重症化したり亡くなったりという確率は減ってきているかもしれません。一方で、最初の頃はわからなかった後遺症で苦しんでいる人が増えています。後遺症は、症状が軽かったり、無症状だったりした人にも出ていますが、「若い人は重症化しない」という情報が一人歩きし始め、その後でわかってきた後遺症に関しては情報がスルーしてしまっているようです。自分に都合のいい情報だけ聞き、都合の悪い情報は聞こえないというのは、コロナに限らずよくあることです。 “モノは言いよう” の続きを読む