リモート老眼

目は誰にとっても大切なものですが、編集者の私にとって「目は命」と言うほど大切なものです。小さな文字やデザインの細部にわたるまできちんと確認できなければ。いい仕事はできません。
寄る年波には抗(あらが)えず、少しずつ老眼が進行してきて、自慢の視力も落ちてきていました。それでも度の低い老眼鏡で矯正する程度で細かい部分の確認まででき、普通の校正作業や新聞を読む程度ならメガネなしでこなすことができていました。
さて、昨年の春以来、コロナ禍にあって予定されていた会合はほとんどキャンセルになり、時間に余裕ができたと言いますか、暇になったと言いますか、それまで避けていたスマホのゲームを始め、スマホを見ている時間が増えました。
仕事柄、もともとコンピューターに向かっている時間は長い方で、それに加えてスマホやテレビ、本など、目を酷使する生活を続けていたところ、秋頃からでしょうか、急に文字が見えづらくなり、普通の校正作業でも眼鏡が必要になってきました。 “リモート老眼” の続きを読む