SNSこわ~い!

タイトルとは裏腹にSNSは楽しく便利なものです。特にコロナ禍でなかなか人に会えない昨今、Facebookなどで見る友人知人の投稿には心が癒されます。.チェックする回数や投稿する回数が増えたという方も少なくないでしょう。
しかし、そこにつけこむ悪い人間は必ずいます。私のところにはここ数日、Messengerを使って怪しげなメールが送られてきます。Messengerにメールが届くと最初の1行分くらいが表示されます。それを見て「なぜこの人からこんなメッセージがくるのかな?」と不思議に思っているうちに、次々にいろいろな人から同様のメッセージが届きました。それで怪しいと気づいて、メッセージを開かないまま削除し続けています。Facebookには「乗っ取られてしまいました。ご迷惑をお掛けしています」といったメッセージがいくつも投稿されています。 “SNSこわ~い!” の続きを読む

基本を学ぶところから始めよう

東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長の森喜朗氏が女性差別発言によって同会長を辞任することになりました。日本における女性差別が大きくクローズアップされ、テレビ、新聞、インターネットなどのメディアで盛んに男女平等について取り上げられています。しかし、これらの議論を聴いていると、本当に本質がわかっているのかな、と思える発言がたくさんあります。
森氏は辞任表明の中で「私自身は女性差別をしたつもりはない。これまでも理事会では女性に発言をしてもらうようにしてきました」というような話をされました。この発言が、今、日本の抱えている女性差別の問題の本質を表していると思いました。
誰も意図的に差別をしているわけではないのです。どのような発言が、どのような行動が差別になるのかの理解ができていないのです。 “基本を学ぶところから始めよう” の続きを読む

女性がたくさん入っている理事会の会議は、時間がかかる

今回はタイトルが少し長いのですが、これは東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会会長の森喜朗氏の発言。多くの批判を受けて謝罪の記者会見をしたものの、それがかえって火に油を注ぐ結果になっています。
しかし、声にはなっていませんが、多くの、特に年配の男性の中には「その通り」と賛同している方も少なくないように思います。
私は、これまでに国内外問わず、多くの理事会や委員会に出席した経験がありますが、日本人だけの会議の場合、淡々と議事が進行していき「ご質問、ご意見は?」と問われてもほとんど手を挙げる人はいません。そんな状況にもかかわらずよく質問をしたり反対意見を述べたりする私は、ほかの男性委員や理事からは同じような目で見られているかもしれません。
しかし、私が会議の席上で積極的に意見を言うのには、経験からきた理由があるのです。 “女性がたくさん入っている理事会の会議は、時間がかかる” の続きを読む

ブランドを消す

ブランドを構築すること、そのブランドに良いイメージをもってもらうことは、企業にとって大きな意味をもっています。スマホに背面にあるリンゴを見ればアップル社製のiPhoneだとすぐにわかります。自動車の前や後ろにはいろいろなロゴがついていますが、それを見ただけでどの企業の製品なのかがわかります。同時に、自分のお気に入りの企業の製品だと購買意欲がわいてきます。
いま、コロナ禍にあって、食品のデリバリーが注目を集めています。私がデリバリーで思いつくのはピザや寿司くらいですが、今は、本当にいろいろな料理を配達してくれます。これは、客の足が遠のいた店の生き残り戦略の一つなのだと思います。
昔の出前とは違い、配達はそれぞれの店でするのではなく、商店街でいくつかの店が協力して配達システムをつくったり、配達専門業者を使ったりしています。食品のデリバリーで多くの人が一番に思い出すのがUber Eatsでしょうか。Uber Eatsは、2014年にアメリカ・カリフォルニアで誕生し、日本に入ってきたのは2016年とのことですが、この一年で実際に目にする機会が随分増えました。 “ブランドを消す” の続きを読む