西日本で広域にわたって、豪雨による大きな災害が起こりました。毎日、テレビで被災地の状況が報道されていますが、被災された方々のお気持ちを察するとどのようにお見舞いを申し上げたらいいのか、言葉が見つかりません。
この豪雨の前かなり早い段階で、気象庁は記者会見を開き、注意を促しました。たまたまリアルタイムでこの会見を見ていた私は、担当者の緊迫した様子に、なんだかわからない恐怖を覚えました。そんなに早い段階での記者会見をこれまでに聞いたことがなかったからです。 “前例はありません” の続きを読む
マシン???
6月に旅行に出かけたカナダでの出来事です。レストランで食事をして「お勘定をお願いします」と言ったとき、「マシン?」という言葉が返ってきました。「マシン? 何のこと?」と理解できなかったので「カードで」と言ったら、店員さんはいきなり伝票とクレジットカード決済用の小さな機械を持ってきました。
「マシンってmachineのことだったんだ」と納得していると、いきなりその機械を渡されました。「えっ?」ととまどっている私に、店員さんは「カードをここに差して…」と親切に使い方を説明してくれたのですが…。
そもそも、クレジットカードは店員さんに渡して、機械に差し込んでもらって、そして必要事項を打ち込んでもらい、私は暗唱番号を打ち込めばいいだけと思っているのですから、使い方がわからなかったというよりは、驚いたということの方が大きかったのです。 “マシン???” の続きを読む
便利な時代になりました
13泊15日でカナダのトロントとバンクーバーを旅してきました。往復のフライト、ホテル、そして、電車、バスなど、すべてインターネット経由で予約することができます。
ガイドブックで一通り行くところを決めて、場合によってはより詳細で新しい情報をインターネットで検索します。ざっくりと行くところが決まったら、今度はグーグルマップでそれらの位置を確認して、動くのに便利の良い場所にあるホテルを探します。 “便利な時代になりました” の続きを読む
余計なお世話
随分以前のことですが、ファクスが普及し始めたころ、企業の広告がファクスで送られてくるようになりました。それを見る度に、紙代とインク代はこちら持ちで送られてくる広告に腹が立ち、「ぜったいに買わないぞ」と思ったものです。
さて、インターネット技術の向上と普及にともない、近頃ではファクスに代わって、メールで広告が送られてくるようになりました。メールなら印刷しない限りは特に費用的な負担はかかりませんが、うかつにメールを開くと、ウィルスというオマケがついてくるので用心しなければいけません。 “余計なお世話” の続きを読む
最初が肝心
私の専門の「広報」。一般には、企業や組織が人々の関心を喚起したり、良いイメージを持ってもらうための情報発信をする活動と思われています。ある意味、その通りなのですが、全くその通りということではありません。
この言葉の元になった英語は「Public Relations」。簡単に言えば、周りの人々との関係づくりといったことになるのでしょうか。関係にもいい関係と悪い関係がありますが、もちろん、いい関係づくりということです。 “最初が肝心” の続きを読む
猫に小判
「猫に小判」。『広辞苑』には「貴重なものを与えても何の反応もないことのたとえ。転じて、価値のあるもでも持つ人によって何の役にも立たないことをいう」とあります。
先日、有馬温泉から三宮に向かう途中で出来事。有馬温泉から神戸電鉄有馬線の電車に乗り有馬口で同じく神戸電鉄有馬線の電車に乗り換えて谷上まで行きました。そこで、北神急行の電車に乗り換え、乗り換えはありませんが一駅目の新神戸からは神戸市営地下鉄となって三宮に着くという行程です。 “猫に小判” の続きを読む
非合理的な生活
私は、元来が怠け者です。もう少し具体的に申し上げると、体を動かすのが嫌いということです。ご存じのように、東京は地下鉄が入り組んでいます。どこで乗り換えればいいのか、乗り換えや目的地に行くためには、何両目の車両の何番目のドアに乗ればいいのか、今ではスマホで簡単に調べることができますが、そんな便利なツールがなかった時代でも、大抵の路線のどの位置に乗ればいいかを把握していました。降りてから余分に歩くのが嫌いで、また、混雑したエスカレーターや改札口で待つのが嫌いだったというのが、その理由です。 “非合理的な生活” の続きを読む
シェア自転車
海外に行くと町中(まちなか)で見かけるシェア自転車。市内のいろいろな所にスタンドがあり、そこで自転車を借りて、元の場所に戻らなくても、スタンドがあるところなら、どこでも返すことができるという仕組みです。とても便利なシステムで、日本にもあればいいなと思っていたのですが、ようやく日本でも試験的に自転車のシェアが始まりました。 “シェア自転車” の続きを読む
インスタ映え
昨年の流行語大賞にも選ばれた「インスタ映え」。インスタグラムが何なのか知らなくてもこの言葉はわかる、という方も多いと思います。
「インスタ映え」とは、簡単に言えばインスタグラムいう写真中心のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で注目されるような写真ということでしょうか。数多くの写真の中から注目されるようにしなければならないのですから、被写体に工夫したり、美しい色にこだわったり……。スマートフォンやデジタルカメラにも、美しい色に仕上がったり、ちょっと変わった雰囲気に仕上がったりするような、さまざまな機能が付くようになりました。自撮り棒はじめ自撮りできるツールもできました。 “インスタ映え” の続きを読む
広辞苑
先日、新しい『広辞苑』が発行されました。『広辞苑』というのは分厚くて、重くて、本棚で場所を取るし、取り扱いも大変です。これは、『広辞苑』に限らず、『大辞林』や『英和辞典』、また、『現代用語辞典』や『百科事典』などにも同じことが言えます。
新聞を読んだり、本を読んだりしていて知らない言葉が出てきたら、手元のスマートフォンを使って検索をすれば、ほとんどのことはわかります。本当に便利になりました。
しかし、新聞や本などを通して出合う言葉以外にも、たくさんの言葉が存在します。知っていれば役に立ったり、興味が持てることに出合えたりする言葉もたくさんあるはずです。 “広辞苑” の続きを読む