あけましておめでとうございます。
元日の楽しみの一つに年賀状がありますが、毎年、数は減っているそうです。年の初めのごあいさつも、メールやSNSなど、年賀状に代わるツールがたくさんありますから、年賀状の枚数が減ってきているのも納得できます。
そもそもお正月そのものが、以前に比べて特別の日ではなくなってきているのかもしれません。ですから、メールやSNSも含め一切特別なことをしないという若者も多いようです。
そのような時代ではありますが、私は今でもかなりの数の年賀状を送ります。数が多いので、すべてパソコン任せで自筆はナシ。残念ながら絵は下手なので年賀状のアイデアが載っている本を買ってきてそこから私らしい一枚を選ぶのですが、文章はオリジナルです。「旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします」というようなありきたりなものではなく、近況を記したり、その年の目標を書いたり、できるだけ今の自分を知っていただけるように心がけています。 “年賀状は広報・PRの効果的なツールになる” の続きを読む
12年周期で考える
あけましておめでとうございます。
今年は子年。干支の始まりの年です。始まりと聞くと、なんだかわくわくしませんか。
これまでうまくいかなかったことには終止符を打ち新しくやり直そうと思ったり、これまでやってこなかったこと、できないと思っていたことを始めてみようと考えたり……。
毎年、新年を迎えるたびに同じようなことを考えていて、そして暮れになると目標を達成できなかったことや、挫折してしまった自分を反省する、という繰り返しです。でも、12年に一度巡ってくる干支の終わり、亥年最後の日に1年ではなく12年を振り返ってみたら、それなりに自分が成長してきたかなと思えました。毎年、行ったり来たりしながらそれでも少しずつは前に進んでいることに気づきました。 “12年周期で考える” の続きを読む
発想が「昭和」じゃない!?
先日、「天声人語」(『朝日新聞』2019年8月1日)で、「梅田」の駅名が変わることを知りました。皆さまご存じのことと思いますが、梅田駅はJR大阪駅に隣接する阪急電鉄、阪神電鉄の駅名で、それが今年の10月から「大阪梅田」駅になるとのこと。
同じところなのに駅名が違うのは紛らわしいとの指摘が以前からあり、外国人観光客の増加が駅名変更の決め手になったと、記事にはありました。同じ阪急電鉄の「河原町」も「京都河原町」に変更されるとのことです。「河原町」は大阪(十三)と京都を結ぶ阪急京都線始発駅で、京都の玄関となる駅ではありますが、JR京都駅と隣接しているわけではありません。
同じところなのに駅名が違うという例は、何もJRと私鉄に限ったことではありません。東京には地下鉄の乗換駅で駅名が違うというケースがいくつかあります。例えば、都営地下鉄三田線の「日比谷」の改札の目の前に東京メトロ有楽町線の「有楽町」の改札があったりします。 “発想が「昭和」じゃない!?” の続きを読む
いいアイデアですね「涼み処」
気温が低くて日照不足の長い梅雨が明けたと思った途端に暑い日々がやってきました。涼しさに慣れた体はこの暑さに対応できず、多くの人たちが熱中症にかかってしまっています。亡くなれた方もいらっしゃいます。
現在ではほとんどの家にエアコンがあると思いますが、特にご年配の方の中には「もったいない」「暑さを感じない」「冷房は嫌い」といった理由でエアコンを使わない方も結構いらっしゃるようです。
東京の目黒区では区内の「老人いこいの家」などに「涼み処」を設けているとのこと。その数は25か所あり、冷たい麦茶も用意されているそうです。自宅の電気を全部消して、日中の暑い時間をそこで過ごせば、熱中症の心配はなくなりますし、電気代の節約にもなります。 “いいアイデアですね「涼み処」” の続きを読む
小川が消えた!?
実際にある小川が消えたという話ではありません。小川は確かにそこにあるのですが、地図から消えてしまったという、フランスでの話です。
フランスでは、農薬が川に流れ込んで汚染されるのを防ぐために、小川の近くで農薬を使用してはいけない、という法律があるそうです。ご存じのように、フランスは農業大国です。農地を拡大して雇用を増やそうとしたのが、小川が地図から消えた理由とのことですが…。 “小川が消えた!?” の続きを読む
死者からの手紙
先日、郵便受けに入っていた手紙を見て「あれ?」と思いました。白い封筒に印刷されていた文字の色がグレーだったからです。急いで部屋に帰って封を開け、その手紙を読むと……。やはりそうでした。その方は、亡くなられていたのです。
この手紙がいつ書かれたものかはわかりませんが、自分の死期を悟って生前ご縁のあった方々にご自分の言葉でお別れをされたのだと思います。ご本人からのお手紙とともに、ご親族の方からのお手紙が添えられていました。 “死者からの手紙” の続きを読む
サムサノナツハ……
ずいぶん昔のことなのではっきり覚えていませんが、中学生のときか、高校生のときか、国語の時間に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」という詩について勉強をしました。また、歴史の時間には、冷害による飢饉で多くの人たちが亡くなったことも学びました。
しかし、西日本しかしらない私にとって(島根県松江市で生まれ育ちました)、これらのことはどうも実感としてとらえることができませんでした。それが、大学生になり東京で暮らすようになってしばらくたったころ、冷夏を経験して、初めて実感としてどのようなことがわかったのです。 “サムサノナツハ……” の続きを読む
働き方改革って誰のため?
4月1日、働き方改革関連法の運用が開始されました。この日は、新しい元号「令和」の発表に浮かれていて、それほど大きなニュースにならなかったようですが、私は日本経済や人々の暮らしを左右する大きな出来事ではないかと思っています。
過労死やサービス残業など、働く人々を取り巻く環境には課題がたくさんあります。せっかく有給休暇の制度はあるのに、それを取りづらいような雰囲気が企業の中にあったことも事実です。このような問題は速やかに解決しなければなりません。
一方で、個々の企業にはどうしてもやらなければいけない仕事、作業があります。従業員一人当たりの勤務時間が減れば、それらの仕事を片付けるために、別の人を雇わなければいけません。例えば、これまで10人の従業員だった場合、11人に増やさなければいけなくなるということです。 “働き方改革って誰のため?” の続きを読む
新しい元号に思う
4月1日、新しい元号が決まり発表されました。その瞬間を注目していた人も多かったようです。私は、その時、外出中でテレビのない所にいなければなりませんでしたから、テレビの録画予約をして出かけました。幸い、スマートフォンで中継を見ることができ、リアルタイムでその瞬間に立ち会うことができました。こんなことができたのも、平成時代30年間にいかに技術が進歩し、それによって私たちの生活が変わったかの表れだと思います。
さて、新しい元号の発表に、人々が何を期待していたのか。元号が変わることによって、何か新しくいいことが始まるのではないかとか、これを契機に何か新しいことを始めようという思いを持っている人が多かったのだと思います。私自身もその一人です。 “新しい元号に思う” の続きを読む
信号機はどこ?
グアムに行きました。グアムの中心部、タモンにあるTギャラリアの角には信号があり、そこはスクランブル交差点となっていて、ショッピングを楽しむ観光客たちが多く行き来しています。
Tギャラリアは、建物が、一般的にホテルロードと呼ばれているサンビトレスロード沿いに細長く続いていて、入り口は先ほどの交差点から少し離れたところにあります。その入り口から道路を渡った反対側には大きなホテルやショッピングセンター、バス停などがありますが、信号機のある交差点まで戻って渡るのは少し面倒です。だからと言って、ここに信号機を設置するのは、交差点から近すぎて、これも問題があるように思います。しかし、何もしなければ観光客が渡って事故になりかねません。 “信号機はどこ?” の続きを読む